●テクノポート大阪

大阪市は、大阪港の埋立地内の775ヘクタールに国際交易、高度情報通信、先端技 術開発の3機能を備えた「テクノポート大阪」計画を展開している。総事業費 は2兆2,000億円で、全体の計画完成予定は2010年、ベイエリアの拠点として 位置付けている。

計画対象地は、咲洲(さきしま:南港地区)の一部、北港北部の舞洲(まい しま:北港北地区)、夢洲(ゆめしま:北港南地区)の3地区からなる。舞 洲と夢洲は、技術開発ゾーンを備えた文化・スポーツ・レクリエーション・居 住地域と位置づけられており、2万戸の住宅もつくられる。大阪市が招致宣 言した2008年夏季五輪が実現すれば、この両地がメーン会場、選手村に予定 されている。都心とは鉄道と道路で結ばれる計画で、鉄道・道路共用の海底 トンネルが、1997年度の完成をめざして現在工事中である。